診療科案内

軟骨損傷

軟骨損傷に対する手術

半月板損傷に合併して、関節軟骨の損傷がみられることがある。
その際には、本来の関節軟骨が再生しないが、以下の処置をすれば、線維性軟骨(軟骨のようなもの)で被覆される。

軟骨再生のための骨髄刺激法
  • 正常の膝蓋大腿関節のシェーマである。灰色部分が軟骨である。
  • 軟骨変性、断裂、摩耗などが起こり、表層がでこぼこ、ザラザラとなる。これらの一度傷ついた軟骨は再生修復されないので、剥離・切除する。
  • その後、専用のアイスピックのようなマクロフラクチャーオウルや鋼線(径1.2mm)でドリリングやMFを行う。骨髄穿孔を行うと、骨に穴が開き、そこから出血がみられる。
  • 骨髄内にある骨髄間葉系幹細胞が浸出、流出し表層をおおう。
  • ここに軟骨様組織がしだいに形成され、その組織で覆う。
  • これで軟骨組織が悪かった所が再生されて改善した事になる。関節水腫(関節水症)などが改善してくる。
  • 膝の軟骨がはがれて損傷している
  • 軟骨をアブレージョン法にて完全にはがして骨を露出させた
  • ドリリング法にて骨髄に小さな穴をあけた(骨髄穿刺法)
  • 小さな穴から出血がでてきている(これがよい効果を生む)
  • 3ヶ月後、軟骨が線維性軟骨で修復されている
ドリリング(骨穿孔術)

骨に小さな穴を開けると出血がでる。これが軟骨を治癒させる。骨から線維軟骨をつくる骨髄間葉系細胞がでる。

  • 先鋭な道具で小孔をあける
  • 数カ所の小孔があいたところ
  • 関節内圧を下げ、出血出現
  • アブレージョン&ドリリング直後
  • 3ヶ月後 表面に軟骨ができている
アブレージョン(骨皮質除去術)
モザイクプラスティー(自家骨軟骨移植術)(下図)