診療科案内

人工膝関節置換術

病状

膝の関節軟骨が磨耗し、骨どうしがあたっている状態なれば、適応となります。膝の中の関節軟骨は、関節が動くときの滑りを良くするための、関節表面のコーティングのようなものです。これが加齢とともにすり減り、骨がむき出しとなり、大腿骨(ふとももの骨)と脛骨(すねの骨)が接触し、動作時にこすれ痛みが出現しています。

治療

骨の表面だけをけずり、人工関節をかぶせる方法。磨耗してしまった関節は現在の医療でもとにもどすことはできません。そこで、悪くなった関節軟骨をふくめ関節表面を削りとり、そこに人工関節をかぶせる方法を行います。これを『人工膝関節置換術』といいます。

右人工膝関節術後6ヶ月(正座可能例)
  • 手術瘢痕は15cmでそんなに目立たない
  • 正座は短時間だが可能
  • TKAの正座症例のレントゲン写真
両側人工膝関節 左3週 右3ヶ月
  • 立位、O脚が矯正されている
  • 3週間で十分屈曲できている
  • 創部は約15cmでそんなに目立たない
  • TKA術前右正面
  • TKA右正面
  • TKA術前右側面
  • TKA右側面

手術についての疑問

骨の表面だけをけずり、人工関節(右写真)をかぶせる方法。磨耗してしまった関節は現在の医療でもとにもどすことはできません。そこで、悪くなった関節軟骨をふくめ関節表面を削りとり、そこに人工関節をかぶせる方法を行います。これを『人工膝関節置換術』といいます。

手術の麻酔は?

全身麻酔や脊椎麻酔

手術時間は

約2時間

出血は?

400ccぐらい、輸血が必要

人工関節の耐久年数は?

10年で90%以上が大丈夫、20~30年とされている

屈曲角度は?

平均的には約120°(曲がり難い人は90°よく曲がる人は145°で正座可能)

正座はできる?

ごく稀にできる人がいるが、ほとんどはできない

人工物への体の影響は?

チタンなどからできており、問題はほとんどない 極稀に金属アレルギーの方がいる

手術へのながれ

1. 書類の手続き(3週間前)

2. 出血対策

自己血貯血 1週前に血液を採取(400cc)して保存しておく。(体調その他の理由で、採取できない場合、日赤から準備する。)

3. 入院

準備物は看護師さんが教えてくれる。自己血輸血のため1週間前に入院します。

4. 手術

手術の前後に抗生物質を使います。

5. 手術後

1日目:起きられる。車椅子にも乗れる。消毒なし。
2日目:傷からのチューブを抜く。膝を曲げ伸ばしする器械で練習開始。
3~5日目:立位、歩行訓練開始。
7日目:可能なら抜糸 全体重負荷の許可(杖もしくは歩行器)
===可動域訓練・筋力訓練・歩行練習===
3週間後:退院許可(早ければ杖不要)