私は膝の専門家で前十字靭帯と人工膝関節の得意な整形外科医(スポーツドクター)です。

変形性膝関節症

原因(なぜおこるのか?)

一般には “老化現象”と言われている。しかし本当に老化現象であれば、変形性関節症変化がおきる人とおきない人がいるのはおかしいはずだ。
つまり加齢が関与しているが、実は外的要因(過度な運動・スポーツ、職種、外傷、手術〈半月板切除〉など)、および内的要因(性別〈女性〉、肥満、O脚、X脚、膝不安定性、大腿四頭筋低下など)が複雑に絡み合って発生するものと思われる。

病態(どういう病気か?)

加齢に伴う関節軟骨の変性と過剰負荷による摩耗

検査

レントゲン(X線)写真を撮る。立った状態で膝の写真を撮ると、関節の隙間が軟骨であり、狭くなっているならば、軟骨が摩耗している証拠である。関節の隙間の大きさで変形性膝関節症の進行度合いが(写真)わかる。
高性能なMRI(磁気共鳴画像)で膝関節内部をみれば、関節軟骨がどのくらいの厚さでどこが部分的に摩耗しているかまでわかる。

治療

進行度合いで治療が異なります。

軽度(grade I, grade II)

  • 飲み薬(消炎鎮痛剤)
  • 外用剤(湿布・塗り薬)
  • 関節注射(ヒアルロン酸)
  • 大腿四頭筋訓練
  • 足底板(外側ウェッジ型)

中等度(grade III)

  • 軽度に対する治療に準ずる
  • HTO(高位脛骨骨切り術)
  • OAブレース

高度(grade IV, grade V)

  • 軽度に対する治療に準ずる
  • HTO(高位脛骨骨切り術)
  • OAブレース
  • TKA(人工膝関節

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