半月板損傷に合併して、関節軟骨の損傷がみられることがある。
その際には、本来の関節軟骨が再生しないが、以下の処置をすれば、線維性軟骨(軟骨のようなもの)で被覆される。
正常の膝蓋大腿関節のシェーマである。灰色部分が軟骨である。
軟骨変性、断裂、摩耗などが起こり、表層がでこぼこ、ザラザラとなる。
これらの一度傷ついた軟骨は再生修復されないので、剥離・切除する。
その後、専用のアイスピックのようなマイクロフラクチャーオウルや鋼線(径1.2mm)でドリリングやMFを行う。
骨髄穿孔を行うと、骨に穴が開き、そこから出血がみられる。
骨髄内にある骨髄間葉系幹細胞が浸出、流出し表層をおおう。
ここに軟骨様組織がしだいに形成され、その組織で覆う。
これで軟骨組織が悪かったところが、再生されて改善したことになる。
関節水腫(関節水症)などが改善してくる。

膝の軟骨がはがれて損傷している

軟骨をアブレージョン法にて
完全にはがして骨を露出させた

ドリリング法にて骨髄に小さな穴をあけた
(骨髄穿刺法)

小さな穴から出血がでてきている
(これがよい効果を生む)

3ヶ月後、軟骨が線維性軟骨で
修復されている

先鋭な道具で小孔をあける

数カ所の小孔があいたところ

関節内圧を下げ、出血出現

アブレージョン&ドリリング直後

3ヶ月後 表面に軟骨ができている

